仕事と介護を両立させるブログ

在宅ワークに役立つ話と難病介護の忘備録です。

【介護】父が泣いた日

母の日に、母の実家にお墓参りに行きました。

難病を抱えた父1人でお留守番です。

父が一人で留守番をするということは、動いて転んだりしたら誰も助けられません。一人で這うなりそこでじっとするなりして一日を自分の力だけで過ごすことになります。

最近、九州から四国へと気になる地震がありました。もしかしたら南海トラフ地震が来るかもしれません。いつ起こってもおかしくないわけです。

私の心配はそれだけです。一日家にいるわけですからリビングにいるよりベッドでテレビを見てる方が長いので足元のテレビが足の上に落ちてこないかという心配だけです。

 

父にはガタガタ来たらすぐに足を引っ込めるように言いました。あとは逃げられないしマンションのここが一番安全でしょうから家の中でじっとしているように部屋の戸は閉めないようにということくらいでしょうか。

 

朝出て夜には帰ってくるのですが、一人にさせるのは若干心配。

私と母は新幹線に乗ったらそんな心配もすっかり忘れ旅行気分ですw

母も久しぶりの地元の友達との会話などがうれしそうでした。

 

なんだかんだで帰りが夜の7時を過ぎていたのでお弁当を買って帰ると、父はリビングにいて母が作っておいたお稲荷さんを食べた後で、二つだけ残していました。

 

父は元気そうでした。なぜか子供のような笑顔でとても嬉しそうです。

 

お稲荷さんはわざと残したそうで理由を聞くと涙を流しながらこう言いました。

「もう帰ってこなかったらどうしようかと思った。お前たちのありがたみがよく分かった。。。」シクシク。

 

泣くほど不安だったのかwwww

帰ってこなかったときのためにお稲荷さん10個残していたけど我慢できず食べてしまったらしい。

食欲はあるので食べ物がなく買いにも行けず飢えてしまうのはかわいそうです。

 

父にとって私たち家族がいなかったら生きていけないということです。

いえ本当は電話があるので私はもちろん近所の妹や施設や警察なんでも連絡できるはずなんですけどね。声もだんだん聞き取りにくい状態なので、その考えも思いつかなくなってしまったのかもしれません。

 

まあ、一人の時に地震が来なくてよかったです。

年を取るということは色々と孤独感に襲われるんですね。

母は長生きしそうですw

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